○ そらさんぽ天竜峡
天竜川をまたぐ天竜峡大橋の下に遊歩道が設けられています。
地上80m、長さ280mからの天竜川の展望はとても気持ちがいい散歩道です。
ガラスではなく金網なところが解放感があり、撮影もしやすくなっています。
橋の真ん中あたりの撮影スポットには列車の時刻表があったり、心遣いがかんじられます。
高速道路降り口すぐで、駐車場も広くトレイも完備、休憩には最適。
○ 新井展望公園
そらさんぽから為栗駅の間にあって、ちょうどよい位置にあるから寄ってみました。
結構遅い道を登っていき、途中で引き返そうかと思うくらい、
ちょっと寄ってみたというには以外に遠かった印象。
公園までは道幅が狭めで注意が必要です。
公園内はトイレや水道やテーブルなども設置されており、
なぜか望遠鏡が無料で使用できます。
とても静かで中央、南アルプスを眺められるのは気持ちよかったですが、
そうですね・・・
時間を持て余しているのなら行ってもいいかなと。
○ 為栗駅
まず、信濃恋しという観光スポット近くの駐車場に停めました。
そこから為栗駅まで徒歩20分くらいかかります。
ダメもとで、駅の方へ車をすすめ、駅に向かう吊り橋の手前に数台駐車できるスペースがありました。
シーズンオフの時はとても便利ですし、空いてればラッキー。
荷物を身軽にして、吊り橋を歩くとすぐに駅に着きます。
まず、飯田線には有名な秘境駅が数ありますが、そのうちのひとつ。
為栗と書いて、「してぐり」と読みます。
日本有数の難読駅としても、秘境の駅としても有名で、
乗り鉄、撮り鉄の人たちにも超有名な駅。
この駅の見どころは、
崖に作られた駅で、目の前に雰囲気のある吊り橋がかけられていること。
とても秘境感満載の無人駅で、なかなか楽しめました。
○ 中井侍駅
列車に揺られること20分で中井侍駅で下車。
中井侍駅の標高は289mで長野県内で一番海抜の低い駅とのこと。
駅前には民家があり小さな集落が存在しています。
このあたりは朝晩の温度差があるため、昔からお茶を栽培されています。
なかでも中井侍銘茶と呼ばれています。
駅から見上げると、急な山肌に茶畑が広がっています。
注意すべきは、このあたりに駐車場はありません。
しかも道がとても狭いため路上駐車することもおすすめできません。
ですから、電車での利用をおすすめします。
お茶畑の上の方から眺めると、昔し、JRの青春18切符のポスターに起用された風景が広がります。
中井侍の銘茶
JR青春18きっぷのポスターの風景
山深い日本の原風景に心が癒されます
○ 信濃恋し
平岡ダムができるまでは天竜川の急流が岸壁を削り、X字のように向きを変えてしまいました。
そのX字が信濃の国が恋しいと言っているかのごとく、
船頭泣かせの名所だったことから信濃恋しと名付けられたそうです。
願いを込めて小石(恋し)を川に投げ込むと願いが叶うという縁結びの伝説が残っています。
とのことでしたが、
木々が生い茂っており、見えませんでした。
○ よこね田んぼ
日本の棚田百選のひとつ。
約3ヘクタールの田んぼが段々になっています。
後継者が減っていく中でこちらでは、
地元一丸となってこの棚田を維持し守ることに成功しています。
この旅最大の試練がここへ来るまでに発生しました。
それは各テナント、各商業施設に設置しているアルコールスプレー。
今回の新型コロナのご時世、防止策として当然設置されているわけですが、
マナーとして建物に入る前や出た後にアルコールスプレーをするのが日常化しているわけでして。
ここへ来る途中で寄ったところのアルコールスプレーが異様に臭くて、手を洗っても何をしても取れない手の異臭。
辛くて辛くて、手の甲を嗅ぐとオェってなっていました。
ところが、よこね田んぼの公衆トイレに置いてあったママレモン(あえて公表)で手を洗うと
異臭が取れたことに感激したことに、ここに来てよかったと思った次第です。
後日調べてみるとよく似た症状の人がいることが分かりました。
イソプロパノールという成分が原因かもしれないと記事を読みましたが本当がどうか?
これ以来、設置されているアルコールスプレーに躊躇するようになりました。
○ 渓谷に佇む隠れ宿、峡泉
予約の際、緊急事態宣言が解除になった都道府県の方のみ予約可能とのことで、
緊急事態宣言が解除になったあとすぐに予約させていただきました。
天竜峡温泉自体がまだお店も再開しておらず、観光案内所ですら休業中とのことでした。
こちらは「2019年プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」で日本の小宿10選に選ばれたお宿。
2019年にリニューアルしたので、とてもきれいな館内。
全8部屋という少なさも魅力的で、おこもり宿として最適。
今回は珍しく、こちらを連泊してしっかりとおこもりを満喫しようと思います。
電話でチェックイン30分前に到着する旨を伝えると快く、迎えていただきました。
お話しでは国内のお客様しかいらっしゃらないとのこと。
申し訳ないけれどもそれを聞いてとても安心できます。
・外観 .
・ロビー .
フリードリンクコーナー
・お部屋 梟の間 .
とても使い勝手がよかったお部屋。
無駄に広かったり、使わない部屋がなく、シンプルで機能的でした。
部屋からの風景
・温泉 .
フロントでカギをもらって使用中の札をかける貸切風呂が二つあります。
それほど広くはありませんが、貸切なら十分。
温泉使用量/
源泉温度/30.6度
加水加温/加水なし 加温あり
泉質/アルカリ性単純泉(単純弱放射能温泉) 天然ラドン含有量が豊富
PH値/10.21
メタケイ酸/
源泉利用形態/
・夕食 .
食事処「仙人」にて。
空豆 湯葉 桜エビ スナップエンドー エディブルフラワー
クリームチーズ桜花寄せ 菜の花サーモン 筍の木の芽味噌 鯛子含め煮と蕗 こごみ土佐揚げ
佐久鯉 うど 三つ葉 新ごぼう 人参 花びら茸
大王岩魚 いくら 紅心大根 花穂 安曇野本わさび
筍 鹿の肉みそ 木の芽 エシャロット
黄金シャモつみれ わらび 小松菜 人参 ごぼう
若鮎とクレソン
信州牛フィレ肉 コンソメスープと共に
中井侍のお茶
信州サーモンのお寿司 桜葉
マスカルポーネ 熊笹茶 いちご
渓谷に佇む隠れ宿、峡泉
2日目 5月27日 水曜日 天竜峡温泉街をぶらり