飛行機より
○ 中華そば純
雪国はラーメン文化のところが多く、青森県もまたラーメンをこよなく愛する県民とのこと。
朝からラーメンを食する人も多いそうで、早朝から営業されているお店もたくさんあります。
青森県は全国一平均寿命が短い県というデータがあり、
ラーメンを食べすぎるため塩分過多が原因ともいわれているとか。
早速青森空港からレンタカーで五所川原市へ向かう途中にあるラーメン屋さんへ。
こちら、体育館並みに広い店内で、満席状態という地元民も通うラーメン屋さんのよう
そして、ラーメン一杯注文するとチャーハンを100円で追加できます。
それがまた100円のレベルでは到底なく、美味しいのでなおさら驚かされます。
ラーメン680円と100円のチャーハンで780円也
出汁に使った煮干しを甘辛煮にして無料提供されています
○ モホドリ蒸留研究所
宿泊するホテルサンルート五所川原近くにあります。
店内はとてもクリーンなところで、有料試飲もできます。
店内販売の女性の方の話す言葉がタレントの王林さんにそっくりで、
青森の言葉を聞きているとすごく癒されました。
モホドリ蒸溜研究所は、青森県五所川原市にあるアップルブランデー工場です。
津軽弁では梟(フクロウ)のことを「もほどり」と呼びます。
古くからフクロウはリンゴの害獣であるハタネズミを捕食することから
益獣として親しまれており、
近年ではフクロウの巣箱をリンゴ畑に設置し、
獣害を6割以上抑えることに成功している例もあります。
いわばリンゴ畑の守り神的な存在であるフクロウに自社を例え、
「津軽のリンゴ農家、リンゴ産業を守るフクロウのような存在でありたい」
という願いからモホドリと名付けたとのこと。
青森県を車で走っていると
ジャムとかジュースとか加工用に利用するため
売れないりんご買いますという看板を目にします
かつてニッカ創業者竹鶴正孝氏がしたように
りんごのブランデーやりんごジュースにすることで
ロスを減らし、かつりんご農家さんの応援という姿勢がとても理想的な形です。
青森県の食料自給率は全国3〜4位という高さも頷けます
○ ストーブ列車
津軽鉄道は津軽五所川原駅~津軽中里駅間の走行距離20.7kmの本州最北の私鉄。
中でも冬季限定のストーブ列車は冬の風物詩として人気の列車です。
車内にあるだるまストーブでするめを焼いてくれる居酒屋のような雰囲気がいかにも雪国らしい。
ストーブ列車は12月1日から翌年3月31日まで毎日運行しています。
15時ごろの発車のため団体さんがいなくてストーブの前の席に座れてとても快適でした。
団体さんを避けるにはお昼時や遅いころがねらい目です。
津軽弁の観光アナウンスが面白く、時折歌う津軽海峡冬景色も情緒があって楽しかった。
するめを車内販売で購入するとだるまストーブで焼いてくれるというシステム。
終点の津軽中里駅までは40分ほどですが、飽きずに楽しませてくれます。
折り返し発車時刻まで探索しますが、津軽中里駅は見事になにもない駅周辺。
金木駅まではストーブ列車ではなく、連結している普通列車で向かいます。
○ 金木駅
文豪・太宰治が育った町で、太宰ゆかりの観光名所が点在し、金木駅から徒歩で巡ることができます。
太宰治の生まれた家庭は県内有数の大地主で、
太宰治の父が明治の終わりに建てた大豪邸斜陽館は、木造2階建て和洋折衷の入母屋造り。
民家とは思えないほどの広い土間と部屋数があり、青森ヒバが贅沢に使われています。
国の重要文化財に指定され、明治期の木造建築物として歴史的にも貴重な建物。
豪邸に住む裕福な子供だった太宰治ですが、
忙しい父と病弱な母に代わって乳母や子守りに育てられ、小さい頃は寂しい思いをしたそうです。
斜陽館のほかにも小説「津軽」などの作品にも登場する雲祥寺も近くにあります。
○ 奴寿司
金木駅になるお寿司屋さん。
こんなところまでインバンドの旅行者がくるそうで、すごい調査力だと感心します。
奴寿司
青森県五所川原市金木町朝日山468-1
0173-52-2039
2日目 2月5日 月曜日 五能線
○ 驫木駅
とどろきと読みます。
車3つの漢字のほうは見ることがありますが、こちらの馬3つははじめて。
JRのポスターにもなった無人駅でまるで映画のワンシーンのよう
東京からも5時間以上はかかる秘境駅。
日本海の荒波を一望できる小さな駅舎がとても魅力的で、
鉄道ファンならずとも訪れたい場所です。
○ 黄金崎不老ふ死温泉
日本海と一体になれる源泉かけ流しの温泉
名前の由来は「ここで養生すれば、老いたり弱ったりしない」というところから。
黄金崎不老ふ死温泉というお宿の露天風呂。
内風呂で身体を洗って温まってからの露天風呂に入れるというルールがあります。
寒さもあって誰もいなくて気持ちよく満喫できました。
宿泊者限定で入浴しながら水平線に落ちる夕陽をみることができるとのこと。
泉質/含鉄-ナトリウム塩化物強塩泉
泉温/52.2度
メタケイ酸/237.4
PH値/6.68
源泉利用形態/源泉かけ流し
黄金崎不老ふ死温泉HP
○ 深浦の海岸沿い
不老ふ死温泉から鯵ヶ沢まではJR五能線とともに海岸沿いを気持ちよいドライブコース。
冬季以外ならイカなどの海鮮焼きを食したり、海辺でのんびりとすることができます。
道の駅の塩ラーメン
○ 酸ケ湯温泉
少し標高があがってくるとすぐに別世界の雪景色に変わりました。
例年よりも積雪が少ないのと天気がよかったためとても走りやすい道のり
温泉好きな方なら一度は訪れてみたい「酸ヶ湯温泉」。
鹿が入っていた温泉、鹿湯(しかゆ)から訛って酸ヶ湯(すかゆ)となったそうです。
チェックイン時は観光バスツアーとぶつかり、行列とスタッフの慌ただしさとすさまじいものがありました。
・館内のようす .
・温泉 .
有名な混浴の「ヒバ千人風呂」は浴槽が大きく2つで足元湧出の「熱湯」と「四分六分の湯」
実際は「熱湯」がぬるめで、長湯ができます。
かなり力強い酸性のお湯で、温泉を舐めると酸性泉特有のかなりの酸味でレモンのよう。
泉質
源泉利用形態/源泉かけ流し
メタケイ酸/264.1
熱湯
酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ,Ⅲ)-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
48.8度
pH 1.71
四分六分の湯
酸性・含鉄(Ⅱ,Ⅲ)-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
67.1度
pH 1.53
・部屋 .
・夕食 .
酸ケ湯温泉旅館HP
3日目 2月6日 火曜日 スノーモンスター